日々の様子

2021年5月の記事一覧

5年生 ICTを活用した算数

ICTを活用している5年生の算数の授業をのぞいてきました。

授業の初めに、まずは頭のウォーミングアップ。
ドリルパークというアプリで計算問題に取り組みます。みんな黙々と取り組んでいます。
 
5分経ったら準備運動は終わりです。

小数の掛け算が今学習している単元です。
まずは計算の間違い探しです。モニターを使用して、気が付いた児童がタブレットに訂正のペンを入れると、赤い字で表示されてモニターにも映ります。

その後、自分で計算の仕方、標記の仕方をまとめます。
まとめたノートの記述を、タブレットのカメラでパシャ。
ロイロノートというアプリで、先生に提出します。
提出された子供たちの「まとめ」がどんどん表示されていきます。
 
その集まった「まとめ」をもとに、再度解き方や表記の仕方を全員のタブレットに写し、確認です。

感心したのは、誰一人として操作の仕方の確認をしていないこと!
手慣れたものです。

ちなみに、ロイロノートは、家庭のタブレットやPCからも入れますので、家に居ながら宿題を提出することもできます。
もし、再度休校になった場合は、中学年以上はこれを用いてやり取りを行うことになります。

最後に、今日の授業で分かったことを各自ノートに記し、
それをまたパシャと写して、先生に提出です。

授業後にやっと気づいたのですが、
この算数の時間、板書(黒板に字を書くこと)が全くなく進行しました。
いやはや、チョーク1本で勝負していた老輩(笑)には、とても新鮮でした。
新しい時代の授業スタイルを創っていかなければなりませぬ。

6年生 全国学力・学習状況調査

6年生において、文部科学省が実施する全国学力・学習状況調査が行われました。
日本全国の6年生が、本日、「国語」「算数」「児童質問紙」に取り組みました。
いつも授業中に活発な意見が飛んでいる6年生の教室も、
緊張感あふれる、物音のしない空間で調査が行われていました。
6年生、慣れないテストをがんばりましたね!
結果は、個人個人に分析データとして返却されます。秋口になると思います。

4年生 教育実習生

4年生に教育実習生が来ています。
と言っても、4年生を中心にということで、全学年を回って実習を行っています。
教育実習は、教員免許状を取得するための必須の単位です。
免許状や実習の回数によっても異なりますが、1回の実習は3~4週間が多いようです。

本校に来ている実習生は4年生ですから、5~6月にかけての実習が終わった後、7月には教員採用試験(一次)が待ち構えています。忙しいですが、頑張ってほしいです。
教育実習というと、若い先生が来て喜ぶ子供たちをイメージしますが、最近は若い先生も多いですよね?
でも子供たちの反応はやはり違うのです!!!(笑)

今、東京都の小学校の教員採用試験の倍率は2.0倍です。
期限付合格者(昔で言う補欠合格)も含めると、さらに下がります。
一般的に、3.0倍を切ると人材確保が難しくなってくるとも言われます。
初任の教員はもちろんのこと、実習生にも、今から丁寧に育成をしていくことが必要になっています。

学校一丸となって、実習生を応援しています。

今晩、皆既月食です。

今晩、東京で皆既月食が見られます。
しかも、24年ぶりのスーパームーン(地球に月が最も近づいている)での皆既月食となります。
スーパームーンは1年に1回程度しか訪れません。
ということで、月食と相まって赤銅(しゃくどう)色と呼ばれる赤黒い色の珍しい月になるかもしれません。
楽しみです。

部分食の始まり  18:44
皆既食                   20:09~20:28
部分食の終わり  21:52 

自宅から東の空を望むことができるのであれば、ぜひ観察してください。
家の外で観察する場合は、必ず大人に付き添ってもらってください。
自主学習にも、もってこいの題材ではないでしょうか。

↓詳しい説明はこちら↓
国立天文台のホームページから

自宅から見られない人は、国立天文台がYouTubeで配信もします。
↓こちらの配信は、18:00スタートです。↓
皆既月食ライブ配信

6年生 主権者教育~模擬選挙

被選挙権が18歳からとなったことに伴い、学校で主権者教育を行うことが増えました。
多摩市教育委員会の選挙管理委員会が、希望する学校に回って模擬選挙を行ってくれます。
6年生の社会の「政治」の単元が春になったこともあり、早速お願いしました。

市内有権者128,000人を抱える、本物の選挙管理委員会の出張授業です。
持ってきていただいた道具はみんな本物です!


さて、いよいよ模擬選挙の始まりです。
今日の選挙は、給食大臣を決める選挙です。
連光寺小学校では、令和元年度、給食の残菜が1日当たり9.6kg、牛乳の残りは1日平均7本だったそうです。
その事実(データ)をもとに、どのような給食にしていくのがよいかが、選挙の争点です。
 
候補者の演説と、それを支持する人の応援演説です。本物の演説会のようです。

演説をもとに、候補者の主義主張をよく吟味して投票です。
受付で氏名の確認をした後に、投票用紙が配られます。
 
投票用紙も、もちろん本物です。あの、つるつるとした紙の用紙です。
縦に二つ折りにして、これまた本物の投票箱に入れます。


この後開票となりますが、実はあの投票用紙、時間が経つと自然に開いていきます。
ですから、投票箱から出した時には、既に開いた状態で、用紙を数えやすくなっています。
 
児童の中から、臨時の選挙管理委員のアルバイト2名を雇い、開票です。
同じ候補者氏名の投票用紙をまとめ、機械で2回ずつ枚数を数えます。

結果、今回は、茂田井 奈衣代(もたい ないよ)候補が当選しました。
選挙管理委員長から当選証書を渡して、当選のコメントです。

本番の選挙と同じ道具を使い、本番さながらの流れで当選までを体験することができました。
子供たちも、選挙がよく分かったという感想が多く聞かれました。

ちなみに、投票者数が同数だった場合、どうやって当選者を決めるか知っていますか?
公職選挙法にしっかりと明記されており、実は同数の場合は「くじ」で決めるのだそうです。
これがそうなった際に使用する「くじ」。

多摩市では、過去に使用したことはないそうです。

選挙管理委員会の皆様、ありがとうございました。

運動会の観戦、ありがとうございました

運動会を予定通り実施することができました。

感染拡大防止対策へのご理解・ご協力、また、保護者の皆様のマナーに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

【開会式】
 

【1年生】
  

【2年生】
 

【3年生】
 

【4年生】
 

【5年生】
 

【6年生】
 

【閉会式】
 


閉会式での6年生の笑顔が印象的でした。
児童の皆さん、頑張った思い出を胸に、ゆっくり休んでください。
保護者の皆様、大きな拍手をありがとうございました。
今後も、実施方法を工夫して様々な教育活動を進めていきます。

【追記】
週明けの5月25日(火)の朝、放送で得点発表がありました。
赤 976点   白 967点
今年の優勝は、赤組になりました。
来週の全校朝会で、優勝カップを渡したいと思います。

運動会を実施します

おはようございます。
雨がぱらついていますが、雨雲レーダーの予報によると、この後雨は上がる模様です。
運動会は、予定通り実施します。
よろしくお願いします。

運動会についてのお願い

明日、第47回運動会を実施します。天気も回復傾向です。
緊急事態宣言下での全校行事となります。
行事の開催について、感染拡大防止の観点では、様々なお考えがあるかと存じます。
しかし、子供たちの学びを止めないために、保護者の皆様や児童が、多人数で密集しない、接触を最小限にする等、最大限の感染拡大防止策を講じて、例年と違う形での開催をいたします。
ご不便をおかけしますが、下記、「保護者向け通知」と開催のお願いに、ご理解・ご協力をお願いします。

(1)明日の運動会は、学年ごとの時差登校となります。児童の登下校は、下記の通りです。
・1年生‐登校  8:00 下校  9:20
・2年生‐登校  8:50 下校 10:00
・3年生‐登校  9:30 下校 10:40
・4年生‐登校 10:10 下校 11:20
・5年生‐登校 10:50 下校 12:30
・6年生‐登校  8:00 下校 12:45

(2)入口は西門(ヤギのいる門)、出口は正門の一方通行となります。

(3)体育館前の受付で検温票を回収させていただきます。先日配布しました検温票を忘れずにお持ちください。

(4)受け付け時刻は、下記の通りです。
・1年生  8:00~
・2年生  8:50~
・3年生  9:30~
・4年生  10:10~
・5年生  10:50~
・6年生 11:30~

(5)入れ替え制のため、受付後の会場への移動は、前学年の競技終了まで間隔をあけて並んでお待ちいただくことになります。ご了承ください。

(6)きょうだいがいるご家庭で帰宅するほどの時間の間隔かあかない場合、保護者の皆様は体育館でお待ちいただくこともできます。

(7)自転車、バイク、自動車でのご来校は、できません。

(8)会場内ではマスクを着用し、会話をお控えください。応援は拍手でお願いします。

(9)敷地内、周辺道路は禁煙です。近隣からの苦情が寄せられることもあります。ご協力をお願いします。

(10)参観は立見のみです。シートやテントの使用はできません。

(11)中止や開催時刻を遅らせる場合には、午前6時30分よりメール配信にてお知らせします。

校長先生の博物館

5月18日(火)から、校長室前の廊下に「校長先生の博物館」を開館しました。
コレクションというほどのすごいものではありませんが、子供たちの学習に関係するような展示品を展示していこうと思います。

最初の展示物は2点の化石です。
1つ目の化石は、先週の4年生の多摩川の学習の後、いただいた素敵なプレゼントです。
アメリカのミシガン湖で採れる、ペトスキーストーンです。
サンゴ礁の化石です。
水に濡らすと、サンゴの形が浮き出てきます。
「水に濡らしてみてください」と表示したので、子供たちは手に取って近くの水道で早速濡らして化石を確かめていました。
1日にして説明の紙がヨレヨレです(笑)。うれしいですね。

2つ目の化石は、アンモナイトです。
これは、卒業した大学の環境教育プログラムの一環で、1996年にタイの大学に招待されたときに「カオヤイ国立公園」のダムで偶然拾った化石です。
日本に持ち込めるのか、ドキドキしながら成田の税関を通ったことを思い出します。

化石は、大人が見てもワクワクしますね。
長い年月の生き物のロマンを感じさせてくれます。
これからも少しずつ展示していきます。

今週末は運動会

いよいよ今週末は運動会です。
天候が心配なところですが、5月11日(火)にお知らせしました要綱で実施予定です。
運動会前日に、最終確認のメールとホームページの更新を行いますので、ご確認ください。
さて、校内の運動会への準備は着々と進んでいます。
昇降口には、代表委員会が作成した恒例の掲示がお目見えしています。
気分を盛り上げますね。

校庭では、それぞれの学年が競技の練習をしています。
1年生は自分たちの競技だけでなく、開会式も出場します。
開会式の練習も行っています。

どうぞお楽しみに。

また、6年生の係の児童も、それぞれの学年の練習の時間に、係の仕事の練習を兼ねて一部参加しています。6年生ありがとう!!

と、運動会に向けての記事を書いていると、1年生が校長室に「入ってもいいですか?」「失礼します」と手にタブレットを持って訪れました。
生活科の時間の「学校探検」です。校内の写真を撮って、授業で使用するようです。


現1年生は、入学した時から個人用のデジタル機器を活用していきます。教育が変わる足音が聞こえてくるようです。

3年生 ヤゴ救出大作戦

昨日の5年生のメダカ救いに続いて、今日は3年生のヤゴ救出大作戦です。
人海戦術で3年生全員でプールに入り、底にたまった落ち葉などをさらっていきます。

目的はヤゴの救出だったのですが、昨日採りきれなかったメダカがまだ泳いでいます。
メダカとヤゴの救出作戦となりました。

はじめは一人一人探していたのですが、最後には、中央に全員が集まり、両端に向かって背中合わせで進んでいきます。列になることで、一斉にさらいます。
 
落ち葉の下に、ヤゴがたくさん隠れていました。教室で無事に羽化してほしいですね。
 
メダカはさらに50匹ほど採れました。

一方、こちら5年生の教室の前には、救出したメダカが並んでいます。
 
 
すべての水槽にメダカが入っているのです。壮観です。
全部で250匹くらいになりました。

5年生 メダカすくい?いやいやメダカ救い

昨年は水泳指導が中止でした。
プールの水も抜かずにそのままの状態でしたが、放っておくとボウフラがわいてしまいます。
そこで、ボウフラ対策として6月初旬にメダカを100匹購入してプールに放ちました。
うまくいけば次の年の5年生の理科の学習で使えるかも・・・という期待も込めて(笑)。
市内でも数校同じ対策をしているようでした。
夏場は爆発的にメダカの数が増えましたが、冬場、メダカの姿はまったく見られなくなり、やはり低温では生きてゆけないのか・・・と思っていたのですが、4月になるとまた姿を現してくれました。
今年度は水泳指導を実施する予定ですから、プールの清掃を行う前に、5年生がメダカを、3年生がヤゴを救出することになりました。
今日は5年生がメダカすくい・・・ではなくメダカ救いです!
ひざ下くらいまで水位を下げ、安全のために上履きを履いたままで、タモ網をもってすくいます。
5年生、みな真剣です。
あれよあれよという間に救出されたメガカが増えていき、クラスを分けて午前午後と救出。200匹くらいになりました。
 
水槽に入っているメダカを見ると、どれも筋骨隆々というか、骨太というか、がっちりとした、とてもメダカには見えないほどの魚体です。
ひと冬を越してきたメダカたちですから、精鋭ぞろいなことは間違いないでしょう。
これから5年生の理科で飼育し、観察していきます。
学習が終われば、再びプールに放流かな?

新型コロナウイルス感染症対策について

【感染症対策のお願い】
都内及び多摩市の感染状況は高い数値で横ばいが続いています。
今週末には運動会も予定されています。
また、緊急事態宣言が解除されましたら、6/7~9に予定しています6年生八ヶ岳移動教室も実施予定です。
子供たちの安定した教育活動の実施のため、
引き続き、以下の感染症対策にご理解・ご協力をお願いします。

(1)児童の毎朝の検温、体調チェックをお願いします。子供任せにせず、必ず保護者が確認してください。

(2)37.0°以上の発熱がある場合は、大事をとって登校を控えてください(平熱の高い児童は除きます)。また、きょうだいやご家族が発熱した場合も、登校を控えてください。欠席とはならず、出席停止扱いとなります。

(3)児童本人やご家族が濃厚接触者に特定されたり、PCR検査(抗体検査含)を受けた場合は、登校を控えてくださるとともに、必ず学校に電話連絡をお願いします。検査の結果もお知らせください。

(4)その他の体調不良も含め、遠慮せず学校にご相談ください。


【「生理の貧困」対策】
世界的にも社会問題となっており、コロナ禍で日本国内においても顕在化しはじめている「生理の貧困」への対策として、家庭の事情等により、必要な生理用品を入手することができない女子児童・生徒に対して、防災備蓄用の生理用品(1,664枚)を市立小・中学校の女子トイレや保健室で配布しています。
多摩市「生理の貧困」対策
連光寺小学校でも、保健室の他、各階トイレの個室に生理用品を配置しています。
必要な時に持っていけるようになっています。
連光寺小の「生理の貧困」対策

特別支援教室かがやき「相手に伝わる話し方」

特別支援教室かがやきの授業にお邪魔しました。
今日の学習は、気持ちよく活動できる話し方です。
まずは今日の授業の流れを提示します。

題材の絵本を読んでから、最近の運動会の練習について感想を言い合い、リラックスムードを作っていきます。
いろいろな思いが出てきます。
本音を言葉にするって、大事です。胸にとどまっていた思いを吐き出すことにつながるからです。そう、「話すは放つ」です。

さて、本題に入ります。
宿題を忘れてしまった場合、担任の先生からの問いかけにどうこたえるか、です。

まずは教員がロールプレイのお手本を見せます。

その後、数人がそれぞれの役割になって、受け答えをします。
その中で、よかった言葉、正直な姿勢、丁寧な言葉遣い等を確認し、困ったことが起こったときのよりよい対処の仕方を実地で学びました。

かがやきは、人との関わりの仕方を学ぶ教室です。
どんな子供にも必要なことを、クローズアップして学習し、実践力を身に付けていきます。貴重な時間ですね。

6年生 総合的な学習の時間「ストップ温暖化 再生可能エネルギー大作戦」

5月11日(火)に、学年合同で2時間続きの6年生の総合的な学習の時間がありました。
6年生の総合的な学習の時間のは、「未来にやさしいエネルギー」と題して、1年間を通じて温暖化や再生可能エネルギー、そして私たちの未来について考えていきます。
校長が、環境省が認定している「地球温暖化防止コミュニケーター」の資格を持っていたためゲストティーチャーとして参加です。
まずは、地球の平均気温が観測開始から130年間で1.1℃も上昇していること。
それに伴って、近年異常気象(大型台風、集中豪雨、高温等)が頻繁に発生していること。等を話します。
2100年の東京の気温が44℃ということに、子供たちは「えーーーっ」と悲鳴を上げています。
東京が44℃になるのは、今後何の温暖化対策もしなかった場合、最悪のシナリオとして地球平均気温が4.8℃上昇し、その時の東京は44℃になっているという、科学者たちの計算によってはじき出された数字です。(IPCC AR5より)

その原因は地球温暖化によって生じていることが確実視されていること。
温暖化は、二酸化炭素の増加によるということが疑いの余地がないこと。
と、話が続いていきます。

これ以上二酸化炭素の濃度の割合が増えると、もう元には戻れなくなること(ティッピングポイント)や、何も対策をしなければ2030~2040年ごろにはその濃度に達してしまうのだそうです。
地球の平均気温の上昇は、あと1.5℃以内に抑えないと、再生不可能な環境になるとIPCC(気候変動に関する政府間パネル)では警告しています。
 
しかし、振り返って私たちの生活を考えてみると、身の回りの様々な物事はすべて二酸化炭素を排出していることを知ります。
例えば、給食は、調理の際の熱源や、運搬時の排気ガスから二酸化炭素が排出されます。
ゲームをする時にも、必要な電力は発電所で作られますが、現在のベースロード電源となってしまっている火力発電でも、石炭や天然ガスを燃焼した際に二酸化炭素が排出されます。
といった具合に、二酸化炭素とは切っても切れない生活を私たちの現代文明は送っているのです。

二酸化炭素の排出を抑えたり、排出を止めたりするためには、どのような社会を創り、生活スタイルをどう変えてゆけばよいのか…。
さあ、ここからがいよいよ6年生の学びのスタートです。

最後に、2019年9月23日に国連気候変動サミットで演説したグレタ・トゥーンベリさんの演説を見てもらいました。
言葉はテロップで出ますが、むしろ言葉よりもその意気を感じてほしいと思い紹介しました。
気候変動は未来を絶望させる脅威と感じ、何も対策ができない大人たちに怒り、自分ができることとして、学校を休んでFFF(Fridays For Future~気候変動対策を訴える毎週金曜日の国会での座り込み)を実行していた、その意気を感じてほしいと思いました。
「大人たちは『未来のために勉強しなさい』と言う。でも、今のまま気候変動が進めば、まともな未来なんてないかもしれない。たくさん勉強して気候変動の危機を訴えてもまったく耳を貸さないのなら、どうして一生懸命勉強していられるの?」
当時のグレタさんの言葉です。応えられる大人はいるのでしょうか。
グレタさんが当時16歳の高校生であったことに子供たちは驚き、「自分事」としてスッと落ちて捉えることができたようでした。

子供たちから質問が出ました。
「校長先生は子供たちがFFFに行きたいと言ったらどうしますか?」
もちろん、即答です!
さて、ご家庭では、どう答えますか。問われているのは、大人たちなのです。

6年生の未来に向けた学び、大いに楽しみです。

3年生「植物の育ち方」

5月13日(木)に3年生の理科の授業にお邪魔しました。
3年生の理科は、四季を通じて動植物がどのように生活または生長し、姿を変えていくかを学んでいきます。
前時に、ひまわり、ほうせんか、大豆、オクラの種子を観察しました。
理科の観察のスケッチのコツは、絵画ではありませんから、よく見て一本線で描くのが基本です。
とてもしっかりと描けています。
 

観察はスケッチだけではなく、大きさ、形、色など、特徴を記すことも大切です。
種子の時の特徴を踏まえながら、今後どのように生長していくだろうと予想をしました。
子供たちは、アサガオや野菜の生育を思い出して、予想していました。
 
この予想をもとに、4種類の植物が育っていくときの観察の視点を考えました。
興味関心がわいてくると、毎日の生長が楽しみになります。

大きく育ってほしいですね。

6年生「俳句」の授業

6年生の国語「俳句」の授業にお邪魔しました。
「俳句」はルールが簡潔で取り組みやすい課題です。
しかし、簡潔であるがゆえに奥が深いとも言えます。
教科書にも四季を通じて「俳句」の単元が出てきます。
今日の授業は、「春のいぶき」と題した「春」の俳句です。
春夏秋冬は四季ですが、もっと細かく24節気という古来からの季節の区切りがあります。
春には「立春(りっしゅん)」「雨水(うすい)」「啓蟄(けいちつ)」「春分(しゅんぶん)」「清明(せいめい)」「穀雨(こくう)」の6つがあり、それぞれに意味があります。
日本人の繊細な季節感覚を表すものですね。

そんな繊細な春のいぶきを感じる俳句を詠んでみようという展開です。
まずは、俳人(長い短冊のもの)や、同じ小学生(画用紙大のもの)が詠んだ句を紹介です。

季語は1度しか用いないことや、感情を表す言葉は使わずに感情を詠むなど、だんだん奥深くなっていきます。

日常のふとした情景を、言葉巧みに詠む。
俳句の醍醐味ですね。
しかし、これは「言うが易し行うは難し」の典型です(笑)。
「う~ん」という心の声を教室内にこだまさせながら、そして時には班の仲間と意見交流しながら、6年生は俳句を詠んでいました。
いくつか紹介します。
 

う~ん、なかなか!
だんだんと大人っぽい言葉遣いができるようになってきましたね。

体育集会(ラジオ体操)

運動会は、まだ先行きがはっきりとしていませんが、当日に向けての準備は始まっています。
競技は学年ごとで、自分の学年が行う時間帯のみの登校となる予定ですが、6年生のみ、係活動のため朝から登校になります。
通常、運動会や学芸会などの大きな行事では、運営のために5,6年生にそれぞれ係活動があります。せめて6年生にだけは、例年のように、最高学年としての係活動の充実感、達成感を感じさせたいとの考えです。
競技(行事)に向けた練習や本番で大きく伸びる子供がいます。
同じように、その行事を運営する活動で大きく伸びる子供もいるのです。

朝のあいさつで昇降口に立つと、運動委員会の児童がラジオ体操の練習をしていました。
今日の体育集会で、全校でラジオ体操を行うための準備です。
 
その姿を見ながら、ラジオ体操の音楽が流れると、
校舎のオープン前(8時)に昇降口にいた児童が一緒に体操をしだしました。


8:25。いよいよ体育集会のスタートです。

間隔を取り、激しい運動ではないのでマスクをしたまま整列です。
運動委員会の児童が前に立ち、お手本となってラジオ体操が始まります。
考えてみると、昨年は運動会も、夏休みのラジオ体操もありませんでした。
2年ぶりのラジオ体操だったかもしれません。
 
思っていたより上手に、みんな体操ができていました。
運動会に向けて、少しずつ気分が盛り上がっていきます。

集会後は、運動委員会のメンバーが集まって、すぐに反省会です。
「すぐやる、いまやる」が実践できていますね。
最後は一本締めをしていました。とてもいい雰囲気でした。

運動委員会の児童の皆さん、ご苦労様でした。ありがとう。

運動会のお知らせ【暫定版】

今月末まで緊急事態宣言が延長されました。
多摩市の地域感染レベルは、3段階の中で「2」のままです。
教育活動については、緊急事態宣言延長前と変わりなく実施します。

先月の学校公開では、感染拡大防止に配慮した参観のご理解・ご協力ありがとうございました。運動会においても、感染拡大防止に最大限配慮した形態で実施する予定です。
本日「運動会について」のお知らせを配布します。
ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いします。

なお、今後の感染拡大状況によっては、
非公開や日程変更等の開催方法の変更も考えられます。
現時点での暫定版としてご理解ください。

↓ 本日配布するお知らせ ↓
朝にアップしたお知らせは、
6年生の登校時刻が違っていたことと、
今回は駐輪場を設置しませんが、駐輪場がある表記になっていました。
訂正したものをアップします。
05.12 運動会 保護者向け通知.pdf
6年生には訂正したお知らせを配布してあります。

4年生 総合的な学習の時間「川は自然の宝箱」

連光寺小学校は「生活科」「総合的な学習の時間」において、
地域資源を効果的に活用した教育活動で都内でも有数の学校です。
その学習を進めることで、次世代を担う持続可能な社会に向けた人材づくり(ESD)を行っています。

4年生は、年間通じて多摩川を環境資源として学習を進めます。
すでに20年以上続いている学習です。
前回までに、桜が丘公園を水源とする大谷戸川を下り、大栗川との合流までを辿ってきました。
今日は、その大栗川と多摩川が合流する地点(交通公園のあたり)まで足を伸ばします。
同時に、基礎講座がいよいよスタートです。
今回の基礎講座は「多摩川の植物」と「多摩川の石」です。
「多摩川の植物」については、パルテノン多摩の学芸員・仙仁 径先生、
「多摩川の石」については、校長が講師役です。


クラスごとに分かれて、「植物」と「石」について、それぞれ40分ずつの学習を行います。
「多摩川の石」の方は、まず石の何を見ればよいかです。
「形」「色」「重さ」「手触り」について話をしました。
「形」が丸いのは、日常的に、そして大雨や洪水などで、川を流されてきた結果としての形です。柔らかい石は丸く、硬い石は、角が取れる程度に丸みを帯びています。
「色」は、濃淡はあれどグレーのものは、ほぼ砂や泥などが積もって固まった堆積岩。色の混じっているものや、一部分だけ色が変わっているもの、赤や緑などは、火成岩や変成岩です。
「重さ」や「手触り」も石を判別する手掛かりになります。
一通り説明の後、「自分で不思議そうに思える石を探してきてごらん」との声かけに、これまで関心のなかった路傍の石について、一気に関心がわいてきます。

「この石は何?」と次々に子供たちが持ってきます。

その中に、おや、これは、もしかして・・・

堆積岩の砂岩や泥岩の中には、化石が入っていることもあります。
多摩川でも上流では、サメの歯、砂モグリ、フズリナ、二枚貝、巻貝、シダ植物などの化石が見つかることも珍しくありません。
上の写真は、小さな二枚貝の殻をスライスした断面の化石のようにも見えます。
それからは、子供たちの関心は一気に化石へ(笑)。
あちこちで、砂岩や泥岩を割る姿がありました。砂岩と泥岩は見分けられるようになったかな。
気に入った石を学校に持ち帰ることになりました。


「植物」チームも、絶滅危惧種を見つけたりと、時間いっぱい土手の植物を観察しました。


そろそろ帰校時刻。
別れていた2クラスも集合していたところ、ふとフェンスを見ると、連光寺小のポスターが張ってありました。

これは毎年、川の学習を終えた4年生が、多摩川を持続可能な川にするためにポスター作りをして張っているものです。
このようにして、学習のみならず、この環境を維持していこうという「心」と「意思」も育っていくことを期待しています。
それこそが、持続可能な社会づくりにつながります。難しいことではないのです。